会社選びのポイント

ファクタリング会社が多くてわからない…

グーグルやヤフーで『ファクタリング』と検索すると大量のファクタリング会社のホームページや広告がヒットします。各社のホームページは当然の事ながら、主に自社の良い部分の記載しかしていません。利用者からしてみると、他社との比較や違いなどはホームページからは読み取り理解する事はできません。ではどのようにファクタリング会社を選べば良いのでしょうか。

①【コツを掴むこと】が損をしないコツ。

ファクタリングの特徴を上手く掴み、活用することにより損をしない、迅速的な資金調達を可能に!また企業が最も望む資金繰りプランを実現する事を可能にします。ファクタリングは、提供する債権の種類等によって買取額・手続き・スピードが異なってきます。

②ファクタリング会社にはそれぞれ特徴や強みがある。

ファクタリング会社は、それぞれに得意な分野や債権業種を持っています。

【例】
A社 …2社間ファクタリングが強く、手数料が安く抑えられる
B社 …医療債権に強く、高額買取が可能な上にスピーディに行える
C社 …3社間ファクタリングに強く、スピーディ
上記のように、ファクタリング会社により特徴や強みは様々です。会社の状況や、有している債権によって上手く使い分ける事で、最も損をしない資金調達を可能にします。
まずは会社の状況を把握した上で、ファクタリング方法(2社間ファクタリング・3社間ファクタリング等)から検討してみると良いでしょう。

③比較する事!が非常に大事。

ファクタリング=「スピーディな資金調達」は当然の事ですが、債権の買取額には、ファクタリング会社の得意な債権業種によって大きな差異が生まれます。スピード、ファクタリング方法に差が無い場合、手数料や最終的な手取額を比較すれば重要な判断基準となり、損をしない可能性が大きく高まります。会社の状況に適したファクタリング会社を選ぶ事が望ましいですが、最も効果的に資金調達するには、ファクタリング会社の違いや条件を加味し、比較考量した上で最終決定を行う必要があるでしょう。

 

 

 

悪徳会社に騙されない為に!!

ファクタリング業は割と新しいビジネスで日々進化しています。
債権売買取引は貸金業法に該当しないことから参入障壁が低く、悪事を働く者が後を絶ちません。
過渡期の業界では必ず登場するのが悪徳組織です…

資金調達をするためにファクタリングを行ったのに詐欺に遭ってしまったなんて許せませんよね!そんな悪徳会社の手口を説明します。知っておけば、いざという時冷静な判断ができますよね。

①甘い言葉で勧誘

2社間ファクタリングであれば10%〜30%が手数料相場です。そんな中で悪徳会社は5%前後の破格手数料をウリに宣伝広告を打ち出しおいしいカモを探します。

忠告しますよ!!コストとリスクを考えれば実際に5%で2社間ファクタリングができる事はありません。

②名目としての審査で手数料積み増し

広告を見て申し込みをしてきた客に対して買取可否の審査を行います。正常なファクタリング会社なら帝国データバンクやJICCから顧客信用を確認し、売掛先の財務状況を確認…
の流れで審査を進めますが、悪徳会社の場合は名目として審査をするだけです。手の込んだ悪徳会社は、客の名前が闇金等詐欺業者間で共有されるブラックリストに載っていないか程度は見ているようです。世の中には詐欺業者からわざとお金を借りて返済せずに踏み倒す。という強者もいるからです。待つこと約1時間前後…如何にも正式な審査をしたかのような言い振りで折り返し電話が来ます。このタイミングでそれらしい理由を並べて手数料積み増しの打診があります。
今すぐ現金が必要…切羽詰まった状況では尚更「仕方がないか…」と鵜呑みにしてしまうかもしれません。
また提示されるファクタリング手数料は20〜30%と最初の手数料と比べるとかなり高めだがギリギリ相場内であるケースが多いです。

③入金は半額以下

手数料の引き上げ程度なら可愛いものです。悪徳会社は更に容赦なく搾取してきます。契約を進める中で、様々な費用を請求してきます。「保証料」「手付金」などがそれに当たり、実際の振込金額から相殺してくるのが彼らのやり口です。最終的に振り込まれたのは100万円の売掛金に対して半分以上を搾取されて35万円だった。なんて話しも珍しくありません。

④容赦ない脅し

最初はある程度紳士的な態度で接してきますが、支払い遅れをするとヤクザな本性をさらけ出し容赦無い脅し行為が始まります。

重要取引先への通知
ファクタリングに伴いファクタリング会社へ売掛債権を売買したことを証明する「債権譲渡通知書」に捺印しますが、2社間ファクタリングでは取引先に知らせず取引が行われます。
資金繰り悪化を悟られたくないことや債権譲渡禁止特約が結ばれていることを弱みに「支払いを拒めば、取引先におたくが売掛金を譲渡したことを通知する!」と煽ってきます。
保証人又は周囲への追求
本来ファクタリングに保証は不要です。しかし詐欺会社は家族等を設定させることがあります。支払いが滞れば保証人に今すぐ全額支払えと矛先が向きますし、家族にも手加減しません。「子供の学校に乗り込まれた。」「兄弟の職場に電話が…」と周囲を巻き込み逃げ道を塞ぐのです。
上記は一部の話です。他にもありとあらゆる手段で嫌がりそうなことは全て仕掛けてきます。
経営が苦しい中で、近所から白い目で見られ、従業員からの信頼も失ってしまいダブルパンチになりかねません。その為にも、余裕をもってファクタリング会社選びをしましょう。
切羽詰って焦っている状況では、普段冷静時にしっかりと判断がつく事も判断がつかなくなってしまいます。

利用する側が詐欺罪に問われることも…

ファクタリング利用者側が詐欺を働く例を紹介します。悪気が無くとも立派な詐欺罪になりますのでご注意ください。

利用する(客)側詐欺の殆どが二重譲渡に関連するものです。
簡単にいえば、1つの売掛債権を複数のファクタリング会社に売り渡し、最後に逃げる手法です。
二重譲渡と呼ばれ完全違法行為ですが、2社間ファクタリングについては売掛先に債権譲渡通知を行わないためこの事実に気が付かないことがあります。

100万円の売掛金を元にA社・B社・C社3つのファクタリング会社へ同時に申し込みを行い、それぞれ90%で現金化します。すると270万円が入ることになるりますが、当然売掛金は100万円しか入って来ませんよね。本当に悪気が無くやる人もいますが、最初から何社にも重複譲渡して消息を絶つ計画的犯行もしばしば存在します。

 

 

コメント